第3回SOHO情報局・ルビーデザイン 主催イベント
「相模原セミナー&バトルトーク&交流会」
発注企業のリアルな本音・・・あなたならどう防備する?
が開催されました
クリエイター系のSOHO事業者には今や定番となっており、全国的にSOHO支援でも有名なWebサイト「SOHO情報局」を運営している株式会社アトリエコスモス代表の鋤柄よしこさんと、SOHOスクエア会員で相模原市を拠点に活躍中のデザイナー「ルビーデザイン」代表の若生ひとみさん主催のイベント。
講師はWebアナリストの石原強さん。
当財団は後援機関として参加いたしました。
Webクリエイターの環境と収入を改善するのは一歩リードの書類制作
9月9日、今回で3年目となる「相模原セミナー&交流会」が橋本にあるソレイユさがみで開催されました。
Webアナリスト・石原強氏による講演「発注企業のリアルな本音・・・あなたはどう防備する?」では、「Webクリエイターがクライアント企業の無理な注文や緊急対応、時には気まぐれも思える指示に対し、どのように対応し、自分の仕事をしやすい状況を得ていったらいいのか」という事がテーマでした。
「しかし制作に専念するためには、相手のペースではなく、こちらのペースですみやかに、内容も細かく分析した見積書やできれば1時間きざみの終了までのスケジュールを出す事が必要。詳細な見積書を作る事により予算を減らされる場合はどこを削るかを相談できる。予定以上の業務が増えればそれを示して交渉もできる。しかし一式にすると感覚的に総額を2割カットされると思っていていいぐらいである。また、詳細なスケジュール表があれば必要以上に催促はされず、制作に専念しやすくなる。
担当者は、自分ひとりでは最終決定できない立場で、上司や他の部署の同意を得て、最終決定される。そのため、担当者がどういう立場なのか、周囲との関係性なども知っておく必要がある。決定する上司が出張する際は、出張の前にスピード最優先に合意をとれば、合意まで早くても、後にすると、オープンまで時間がないのに修正だらけとなる場合もある。
クライアントに頑固なぐらいに思われても、むしろ信用されるものだ。お金の流れを追って、管理をこちらのペースで行う事で、振り回される事を防ぐ事ができる。また制作上で変更が出る事も多いので、必ず控えておき、打ち合わせの際は議事録を残すようにしたい。予算打ち合わせが苦手な人は打ち合わせ内容と金額をファックスで送るのでもよい」
というようなお話で、参加者はWeb関係とは限りませんでしたが、個人で仕事をする人には、それぞれ心当たりのある内容でした。
バトルトークでは、講師を中心とした積極的な意見交換や質疑応答などが行われました。料金面などかなり突っ込んだ話が続出し、あっという間に時間が経過していきました。
また、交流会では終始なごやかな雰囲気の中、お茶菓子をいただきながら講師を囲んでの活発な情報交換等が行われ、充実した時間を過ごすことができました。
参加してくれた人たちのアンケート用紙も、喜びに溢れた 感想が目立ち「次回も、ぜひまたお願い!」という声もかけていただきました。
来年のことは来年にならないとわかりませんが、地域のクリエーターを中心にそうしたニーズがあれば、その声に応えていきたいと思ってます。
主 催: SOHO情報局 ルビーデザイン
後 援: (財)相模原市産業振興財団