平成15年度　第二回そーほーサロン

＜最初のリード＞
個人であれ法人であれ、企業の存在目的は利益を生み出すこと。今回の講師、溝井さんは、企業が利益を生み出し続けるために“これだけは押さえておきたい大切なところ”を、単純・明快に説明いたしました。また後半では、えびはらさんが経理上数字に表れない経費に触れ、効率的な時間の活用により無駄を省いていくことを中心にお話しいただきました。

講演の講師とテーマ
(1)　講師 溝井伸彰氏
これだけは押さえておきたい大切なところ
?経営の基本を掴んで明日の飛躍に備えよう?

改めて「事業計画の意味」を考えるとなると、適当な表現方法が見当たらない。実は、利益を生み出し続ける仕組みを作ることこそが「事業計画」なのだ、また、その仕組みを支えるのが、経理の最も基本的な３つの表?損益計算書(P/L)、貸借対照表(B/S)、資金繰り表?であり、これらの表から、自己資本比率を高めていかなければならない点、損益分岐点売上高を低くしていかなければならない点、資金繰りをしっかり考えなければならない点が見えてくるのである。

2)　講師 えびはら恵子氏
ＳＯＨＯ事業者のマナーの再確認
?ムダやムリを見直してキッチリ利益を確保?

経理上数字に表れない経費がある。それは人件費だ。営業活動一つとっても、限定した地域を短時間に集中して回れば、それだけ効率的である。逆に無計画で、場当たり的な営業活動は、ムダを生み出してしまうのだ。営業効率を上げ、売上を増やすには、こうした視点も必要であろう。