更新: 2006年07月05日
TOPへ >> 2006年度 活動報告 >> 平成18年度第1回SOHOサロンを開催しました
今回はSOHOサロン・プロジェクトメンバーによる初の企画・運営となりました。
お天気はあいにくの雨となりましたが、欠席者は数名にとどまり、それどころか欠席者数を越える飛び入りの参加者が加わって大盛況となりました。
開会までは不安も大きくありましたが、始まってしまえばスムーズに進行し、また、途中のテーブルの配置換え、最後の片付け等は参加者全員で行なわれ、SOHO会員による手作りのサロンであったことがより強調されました。参加者のサロンに対する愛着も増したのではないでしょうか。
全員が自己紹介、半分以上の時間を座談会、交流・名刺交換会とするなど、今までに無い形のSOHOサロンとなりましたが、今回の盛り上がりをみると、SOHO事業者の多くの方が交流の場を欲していることを感じさせられました。
■参加者自己紹介
お一人30秒間という短い時間でしたが、参加者全員の自己紹介の時間を設けました。皆さんしっかりと自己アピールをされ、その後の座談会、交流・名刺交換会の盛り上がりに繋がりました。
■プロジェクトメンバー及び有志によるプレゼンテーション
プロジェクトメンバーと公募で集まった5名の有志がそれぞれ、ご自分の仕事のPRや、胸の内にあったアイデア、協業の呼びかけなどを壇上に立って発表しました。
日常、なかなかこういった機会には巡り合うことも無いため、発表者の皆さんも熱のこもった発表となり、また、参加者の方々も静かに、興味深そうにその内容に聞き入っていました。
以下、それぞれの発表内容の概略です。
渡辺博理さん 相模原ソフトウェア基礎技術研究所
「エンドユーザーからの製品に対する最終評価を蓄積する
仕組みを考えたい。」
川南盛雅さん 株式会社モーリー
「SOHO事業者には自分の作品・商品の宣伝および
販売の場となる展示会が必要。SOHO事業者で力を
持ち寄って展示会を開催しませんか?」
長岡正宜さん パソコンほうむず
「SOHO事業者のサロンや、学習スペースとしても
機能するパソコンカフェを開業したい。」
市吉 修さん
「インターネットや衛星通信技術を利用して、
元気を無くしつつある故郷を活性化する方法を考える。」
呉屋京子さん・呉屋和春さん 呉屋和春アートギャラリー
「描いた絵の原画の販売。また、
原画から取り込んだデジタルデータを活用し
商品とできるビジネスパートナーを募集。」
服部智恵子さん ハートフルヒーリングらいらっく
「ハートフルヒーリングで心と身体を癒す。また、
多くのハートフルヒーラーを育成し、
ハートフルヒーリングを身近なものとする。」
柴田健治さん シバタハウスクリーニング
「一般家庭から受ける仕事の依頼先を募集。
地域社会の活性化の面からも地域密着で
仕事をしているパートナーを募集。」
福田忠志さん メディア工房エプトラス
「市民が創る、街が元気になるような映像コンテンツを
発信したい。同じ志を持つビジネスパートナーを探している。」
佐々木英樹さん 日本ウェルネス普及会
「健康・生活と生きがい支援センターを設立。また、
スーパーの空スペースを利用して、子どもたちのための
絵画展を開きたい。協力者募集中。」
中村香子さん
「色彩心理学を学んだ仲間と去年出版した
『色彩ぬり絵BOOK』でブックデザインを担当した。
幾何学模様を主体とした、塗り絵本の紹介と宣伝。
色の塗り方、塗り色で個性・性格・体調等を知ることが出来る。
色は不思議と心と深い関係がある。」
■座談会
当初、全員で一つのテーマに関して座談会を行なう予定で
したが、参加者の数が想定以上であったため急遽、
4つのグループに分かれての座談会となりました。
各グループはプロジェクトメンバーが司会・進行を行い、
それぞれのテーマで活発な意見交換がなされました。
以下、各グループの司会者からの感想です。
・グループA(司会:川南盛雅)
私の場合は物作りの観点から展示販売展を開催して
自己アッピールしては如何かと提案しました。
当方は参加者が少なかったのですが私にとっては良い
巡りアイが有りました。
・グループB(司会:渡辺博理)
少人数のグループとなりましたが、少数ならではの
ディスカッションがある程度できました。
指向性の似た人たちが集まれば、ディスカッションしやすいと
思います。ただ、その際は「自由に席を移動できる」
というのは制限した方がいいかもしれません。
時間を区切ってテーマを変え、ディスカッションするメンバーを
入れ替える、といったこともしていいかもしれません。
その場合、ディスカッションの内容を複数に絞っておいて、
その前のプレゼンテーションでそれぞれの内容に即した
プレゼンテーションを行ったほうが話しやすくなるかもしれません。
ディスカッション内容がきわめてビジネスの現場に近いものであると、
ディスカッションも有効に機能するでしょう。
・グループC(司会:市吉 修)
私のグループは私が直接衛星放送についてしゃべり過ぎて、
十分な議論には到りませんでした。
一通り全員に話はしてもらいましたが、私の提案に相模原地域の
SOHOがどう参画できるのか、また大変な大事業なのでそれに
必要な資金をどう調達するのか分からない等の指摘を受けました。
もう少し的を絞った話をすべきであったと反省している次第です。
例えば地場産業の振興やSOHO団構想など。
感想としてはこの事業は長期的な視点で粘り強く進めるしか
無いということです。今後ともSOHOサロンを始めとする
地域SOHOとの連携を続けて行きたいと思います。
・グループD(司会:長岡正宜)
私のグループでは、主にSOHOの営業・宣伝方法について
質問・意見がありました。また、SOHO同士の横の繋がりが
もっと必要だということは、集まった皆さんの共通の認識
だったと思います。ただ、発言者が限られてしまい、
多様な意見を聞けなかったことが反省点です。
■交流・名刺交換会
座談会から、そのまま流れる形で名刺交換会となりました。
進行役の「名刺を配り切りましょう」の一声もあり、
皆さん活発に移動され、閉会の時間となってもその熱は
なかなか冷めませんでした。
参加された方々からは「参加者が予想以上に多いのにビックリしました。」「是非、大きなスクリーンを使ってプレゼンする形にしていただきたい!お願いします。」「まったく違う業種でもどこかでつながっているというのがわかりました。」などたくさんのお声をいただきました。
今回のSOHOサロンには相模原・津久井地区だけでなく、横浜市・横須賀市・伊勢原市・海老名市・座間市そして世田谷区の方々もご参加くださいました。
今後も地元のつながりはもちろん、地域を越えた方々との出会いの中で、ビジネスの幅を拡げていただけたら幸いです。