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SOHOビジネスプラン作成のススメ~ビジネスプランは人生のかがみ~

更新: 2002年11月12日
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アイティブレイン 池田ともこ
2002.11.12

■みなさんは、ビジネス(マイセルフ)プランを作成したことがありますか?
自分はサラリーマンOL時代、マイセルフプランという名の「ビジネスプラン」を25歳のときに手書きで描写したのがきっかけで、あるマーケティングコンサルタントの目にとまり、数年後、新事業を起ち上げるプロジェクトに参画する機会をいただきました。

この頃の切磋琢磨しながらも体験したプロセスが、自分の独立の原動力となり、また現在のスキル資源ベース、直接・間接的な人脈(営業)資源ベースとなっていることに気づくのです。以下、自分の体験から導かれた事項をいくつかご紹介します。

■自分の思いや夢、ビジョンを明確にすると、情報へのアンテナが研ぎ澄まされる
将来●●さんのような人になりたい、こんなことをやってみたい、など、いろいろな思いや夢などをお持ちの方がいらっしゃると思います。そこで、まず自分がこれまで歩んできた生い立ちをスキル等資源の棚卸も兼ねて描いてみましょう。すると、自分の強み・弱み、長所・短所、スキ・キライなどが観えてきます。このとき目標とする●●さんの生い立ちを調べ自分と同じ年の頃、何をやっていたか。自分のやりたいことを実現するために必要なスキルや¥・人脈等を事前に調べておくと、この情報と比較し現時点で自分に何が足りないのかといった課題を抽出することができます(時代背景など外的環境要因も影響有)。

■課題解決の方向性を描くとマイセルフ(ビジネス)プラン構想書につながる
次にビジョン等達成までのプロセス(過程)において各段階ごと目標設定が必要となります。実は目標を達成するためには、課題を解決するための具体的な行動プランの作成が必要となり、また実際行動しなければ絵に描いた餅で終わってしまいます。
例えば、「スキル」が足りなければ、スキルアップのための専門学校などへ通ってみる。スキルを身につけられる役を損得考えず担当してみる。セミナーに参加してみる。本を読んでみる。スキルのある人とパートナーシップを組む…。
「¥」が足りなければ、独立には時機尚早ととらえ倹約しながら積極的に貯蓄をすすめてみる。自分の描くビジネスプランを身内や銀行・投資家等へ相談したり、コンテストでプレゼンテーション(発信)し、助成金や融資等・アドバイスをうけてみる…。
「人脈(営業)」等が足りなければ、身内・親類縁者、学生時代の友人・知人、職場の上司・同僚、いろいろな機関や交流会など積極的に顔を出し、自分の描くビジネスプランを継続発信しつづけ、自分はどんなお手伝いができるのか・お役に立てるのか、共有する場を創出してみる…。(参考:簡単な営業ツールとしておすすめは「サンキューレター」や「時節のあいさつ」等ハガキでMy近況活動報告便りと位置付けを発信してみよう)

■ビジネスプランを具現化できるか・どうかは、途中で諦めなければOK
行動をとおして出会いや気づきがあり、また声を掛けてもらうチャンス・仕事を紹介してもらえる機会が増大し、行動の結果が良くも悪くも確実に自分の手元に直接・間接的に環ってきます。例えば、何かのコンテストにビジネスプランを応募し、それが選からもれたとします。そこですぐに自分はダメだ、と諦めないことです。なぜダメだったのか、自分に何が足りなかったのかなど反省し、書類ベースであれば描き直してみる。まだこの段階であれば、自分の大切な時間を費やすだけで済みます。が、もし反省せず、そのまま実際、¥や人・モノが動き出していたら…??リスクが小さくて済んだ、とポジティブ思考で考えれば、ラッキー・なんて運がいい?!と思えたりするものです。

■定期的な行動プランの見直しとポジティブ思考
一度描いたプランは、必ず時の経過や行動結果のもと、修正・更新作業、バージョンアップすることをおすすめします。これは経営でいうと、予測と実績を比較して戦術・行動プランを見直しする作業と似ています。自分がビジネスプランとマイセルフプランが類似する、と強く思う理由はこのあたりに実はあるのです。みなさんお気づきいただけましたか。
最後に自分は仕事柄、企画書を描き経営者と話す機会が多いのですが、不景気感漂う環境下であるにもかかわらず、元気な企業はとにかくポジティブ思考、ネガティブな言葉を削除し、絶対、口にしません。これは恐らく、成功する経営者の共通した思考なのかもしれない、と思う今日この頃のいけだでした。長くなりましたが、最後までご一読いただき、心から感謝申しあげます。

追伸:寒さ厳しくなって参りました。みなさま、おからだご自愛くださいませ。