公益財団法人 相模原市産業振興財団

『黄金の縁の実』を手にする方法

ファイナンシャルプランナー 宮崎 喜久雄さがみはらFP倶楽部 宮崎 喜久雄

■『黄金の縁の実』をお持ちでしょうか?

ビジネスの成功や夢の実現のためには、本人自身の努力・才能・運と言う要素が必須となりますが、更に価値ある人脈を持っているかどうかが大きく影響することは間違いありません。なぜなら成功された方々は価値ある人脈と言う『黄金の縁の実』を持っていて、その力のお陰で夢を実現されているからです。
さて、あなたはこの実をお持ちでしょうか?もし、お持ちでないとしたら、欲しいと思われるのではないでしょうか。
しかし、この実はお金では買うことが出来ないのはもちろんのこと、何処にも売っていません。では、手に入れるにはどうしたら良いのでしょうか?

■縁の種を拾いましょう

実を手にするためには、まず始めに種を拾わなければなりません。
種を拾うためにお薦めなのが、財団の「SOHO・サロン」や異業・同業種交流会等に参加することです。このような場所では縁を求めている方々と出会えますので簡単に沢山の種を拾うことが出来ます。また、種は何も交流会等のような場所にしかないものかと言うとそうではありません。毎日の生活の中で人に出会うことの全てが種を拾うチャンスでもあります。そして、人と初めて出会ったときには自己紹介はもちろんのこと、相手のことを知ることが種を拾うときの大切な行動となります。
この時、私が心がけていることがふたつあります。まずひとつは初めて会った方を友達と思うようにしていることです。これが自然に出来るようになると、初対面での会話が楽しいものになります。ふたつ目は会話の中に相手と自分の名前を繰り返し入れていることです。こうすると自分も相手の名前を覚えますし、相手の方も自然に自分の名前を覚えてくれます。最初にお互いが名前を記憶するかしないかでは、その後の付き合い方に大きな差をもたらします。
種を拾う行動は他にもあると思いますが、縁の種は何処にでも転がっていることを忘れずに、常に拾う習慣を身につけておきたいものです。

■縁の種を拾うためのツール
種を拾うために最も役に立つのが名刺です。仕事中の名刺の携帯は当り前ですが、プライベートな時間に携帯しない人がいます。それでは折角のチャンスを無駄にしてしまいますので、種を拾いたい方は常に携帯することをお薦めします。また、プライベートのときには仕事用の名刺では不似合いなこともありますので、肩書きの無いプライベート用の名刺を作っておくこともお薦めです。プライベート用の名刺は人柄が出るような少し面白みのある表にしたら良いと思います。肩書き部分にモットーやキャッチフレーズ、好きな言葉や趣味的な言葉などを書いても良いと思います。そして、インターネットも素晴らしいツールのひとつです。特にホームページをお持ちの方はURLを名刺の頭に目立つように並べることをお薦めします。
私の場合、仕事用とプライベート用のホームページを開いています。名刺では相手に伝えられるものが限定されるため、ホームページを補完目的にも使っています。プライベート用には、趣味や遊びに行ったことなど、わざわざ伝えるほどではないにしても、更に自分を知ってもらうためには伝えておきたい話題を選んでホームページにアップしています。
もちろんメールの署名にもURLをリンクしてあります。この名刺+メール+ホームページのリンクはデジタル時代にマッチした手段として特にお薦めです。もちろん、携帯を含む電話も種を拾う手段のひとつのツールであることはいまさら言うまでもないことと思います。種をより多く拾うために、ツールもより多く用意することが大切なことです。

■拾った種から芽を出す方法

さて拾った種はなにもしなければ実がなるどころか芽も出ません。種から芽を出させることは最も重要な行動となります。私の名刺ホルダーにも、まだ芽も出ていない種が沢山あるのですが、同じような状態の方が多いのを知ると本当にもったいないものだと思います。しかし、なぜ芽を出せないかと言うと相手方の協力が得られないからです。つまり自分一人の努力だけでは芽が出ることはありえないということです。万一、芽が出たとしてもやがて枯れてしまいます。
相手方の協力がどうしたら得られるかを身に着けておくことが大切です。私の場合、名刺を交換する時に出来るだけ次回お会いするチャンスを作るように心がけています。難しい場合は、最低私の事務所に一度気軽にお立ち寄りいただけるようにお誘いしています。もちろん、相手から招待されれば渡りに船のようなもので、出来るだけ早く伺うように心がけています。また、再びお会いしたいと思った方でメールアドレスをお持ちの方には、お礼も兼ねてお誘いメールをするようにしています。電話は相手の時間を拘束する可能性が高いのでかなりの必要性を感じない場合はあえて使わないようにしています。手紙と言う手段もあるのですが、私は特別な事情がない限り手紙を書くことは現在していません。但し、アナログしか手段のない方には電話と手紙も大切な方法となるでしょう。
どのような方法をとるにせよ、種を手に入れたら早く芽を出すように心がけることが大切です。注意していただきたいことは、最初が肝心で、芽を出させるには賞味期限があることと相手の協力が必要なことを忘れてはいけません。

■芽が出たら大きな木になるように育てます

芽が出たらしめたものなのですが、更に大きく育てなければなりません。具体的には更にフェイスtoフェイスの時間をより多く作ることがしっかりとした木へと育て上げる行動となります。飲ミニケーションや食事等、お互いが楽しいと思える時間を共有することは最大の効果があります。このような機会を多く自然に持てるようになれば後は実がなるのを待つだけになります。大きく育てあげた縁の木には、次々と黄金に輝く縁の実が結び、あなたの人生に多くの幸せを与えてくれるに違いありません。

■黄金の縁の実の未来

黄金の縁の木は育て続ける限り、永遠に実を結び、更に新しい種を授けてくれます。
その種をまた拾い育てることを繰り返すと、あなたの周りには味わいつくせないほどの黄金の縁の実が成り続けることになります。
それは、あなたの夢を実現させる大きな力となることに間違いありません。
まだ沢山お話したいことはありますが、最後に皆さんが黄金の縁の実を手にして、その力で充実した人生を手にされることを願っております。
ファイナンシャルプランナー 宮崎 喜久雄

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